お金くれるパパ
近所に美味しいケーキ屋さんがあります。そのケーキを作るパテシエはすごく堅物で笑顔もないお客さんから怖い印象を与えていました。私も最初は怖かったけれど、そのケーキを買って食べた感想を伝えると彼は堅物の顔から目が垂れ目に変身し可愛くなっていました。そして、自分の店を持つまでの経緯を聞いて私も今ネイルの資格を取っている最中。いずれは自分のお店を持つのが夢だったので憧れるなと思ってしまいました。
それから一年。ようやく一級の資格を取り、自分の店を持つことにしたけれどなかなか客足が伸びません。自分のお店だからこそ家賃が掛かるため、ギリギリの生活を送っていました。お金を助けてくれる人がいたらいいなと甘い考えを持ったりもしました。すると、あのケーキ屋の彼がケーキを持って店に来てくれました。「男性でもネイルできますか。」顔を赤くして言う彼が可愛くて私は笑顔で対応しました。そして、ケーキも頂き、爪の手入れをしながら仕事の話をしました。私は店を開いたばかりでお金がやばい話をすると「お金を助けてくれる人になりましょうか。私も1人で働いているのでお金にそこまで困っていないから助けられますよ。」突然のことで驚き何故そこまでしてくれるのと尋ねるとまた顔を赤くした状態で突然「あなたのことが好きだからです。あなたが私が作るケーキを美味しいと言ってくれる顔が好きです。夢の話をする顔も好きです。」私の顔がタイプなのと言うと彼は慌てた様子で「全部です。」と言われ笑ってしまいました。
愛人紹介所
愛人バンク
本当に困った時に助けてくれる人